人を知る
About Person
Interview 07
クリエイティブディレクター
生み出す新たな視点。
本質を捉え、
言葉で価値を設計する。
CAREER 会社との出会い
原点は、建築で培った思考にあった。
Q1. これまでのキャリアを教えてください。
新卒で雑誌出版社に入社し、ライフスタイル誌の編集や企業の会報誌、Webメディアなどの制作に携わることからキャリアをスタートしました。
現在のコピーライターやクリエイティブディレクターとしての転機は、当時の上司からの勧めでした。大学で建築を学んでいた私に上司が「建築出身者は物事を構造で捉える力があるからコピーライターに向いている」と言って、トップクリエイターの方から研修を受けさせてもらうことになり、やがて肩書きが「コピーライター」になりました。
担当する仕事でも、「ブランドの課題は何か」「どんなコミュニケーションが必要なのか」といった企画の上流から構造的に考える機会も増え、いま振り返ると、建築で培った視点が役に立っているなと思います。
Q2. 入社を決めた理由を教えてください。
ADDIXへは、グループ内の転籍・合併という流れで加わりました。
当初はデジタルマーケティングを軸にした会社という印象が強く、「デジタル」という手法を限定するかのようなスタンスに違和感を感じていました。出版社時代に感じた「印刷物で解決する」という固定概念に陥りがちになることと少し重ね合わせて見ていた部分もありましたね。
一方で、「自分たちが加わることで、もっと会社を面白くしていけるのではないか」という期待もありました。実際に入社してみると、デジタル領域にとどまらず、新規事業の創出やブランド開発など幅広いプロジェクトが動いており、想像以上に多様なテーマに挑戦できる環境でした。今では、その幅広さこそがADDIXらしさだと感じています。
WORK 現在の仕事
まだない価値は、いつも一つの言葉から動き出す。
Q3. 現在の仕事内容を教えてください。
クリエイティブディレクター/コピーライターの仕事は、一言で言えば「言葉でなんとかする係」だと思っています。
クライアントの課題を整理し、解決のためのアイデアを形にすることが基本ですが、担当領域は幅広いです。広告やキャンペーンの企画のみならず、新規事業のコンセプト設計や、商品やサービスのネーミングまで、言葉を軸にさまざまな価値づくりに携わっています。
ADDIXは事業創造とコミュニケーション支援の両方を手がける会社だからこそ、単なる広告制作の枠を超え、サービスや事業を考えるフェーズから関われるのが面白いところです。
世の中にまだないアイデアやビジョンに最初にたどり着くのはいつも「言葉」です。まず言葉によって輪郭が描かれ、それを起点にデザインや映像、体験が形になっていく。そこにこの仕事の醍醐味があります。
実は社会人になってしばらくは、建築から離れた選択に迷いを感じたこともありました。でも、コピーライティングに出会い、「言葉でも建築はできる」と思えるようになってから、仕事への向き合い方が大きく変わりました。
Q4. 印象に残っているプロジェクトについて教えてください。
ヤマハ発動機様のオウンドメディア「HATSUDO」の立ち上げです。コンセプト開発やネーミングなど、プロジェクトの初期設計を担当しました。
当時の課題は、バイクユーザーの平均年齢が高くなるなか、若い世代とブランドとの距離をどう縮めるかというものでした。単に若者向けのコンテンツをつくればいいというわけではなく、ブランドが持つ本質的な価値と若い世代の価値観を結びつけなければいけない。模索して行き着いたのが「トキメキ」というキーワードでした。
ブランドが届けたい「感動」と、若い世代が自分の好きなものを大切にする「熱量」を、「トキメキの発動」というコンセプトで地続きにし、メディア全体へと展開していきました。現在もプロジェクトメンバーたちが、素晴らしいメディアに育ててくれています。ひとつの言葉から新しい価値が生まれ、こうして多くの人に届いていることは大きな喜びです。
CULTURE ADDIXで働く魅力
多様な個性が交わるから、一つの正解に縛られない。
Q5. この会社ならではの魅力や、他社との違いを教えてください。
以前、ADDIXのパーパスやビジョンを言語化する社内プロジェクトに携わった際、「ADDIXとはどんな会社か」を一言で説明することの難しさを改めて実感しました。しかしその難しさこそが、多様な専門性や価値観を持ったメンバーが集まっている証拠です。
ADDIXは、単なる広告制作会社でも、コンサルティング会社でも、デジタルエージェンシーでもありません。それらが複雑に重なり合っているからこそ、案件の幅も広く、一つの正攻法では通用しない難しさがあります。だからこそ、自分の専門性を軸にしながら、多様な強みを持つメンバーとチームを組んで課題を解決していくプロセスが非常に刺激的です。
それは最新テクノロジーへの向き合い方にも表れています。例えばAIの活用においても、効率化そのものを目的にするのではなく、「それを使って何を実現したいのか」という目的が先にあります。手段に振り回されず、本当に価値のあるものをつくるために技術を道具として乗りこなす。その健全な姿勢も、この会社らしい魅力だと思います。
Q6. 今後、この会社で実現したいことや目標を教えてください。
クリエイティブの力でできること、可能性を広げていきたいです。プロダクトやサービスだけでなく、建築や地域、空間づくりにも関わってみたいと考えています。
学生時代に建築や都市デザインを学びながらも、あえて違う道を選んだ私のキャリアが、巡り巡って再び「場所」や「空間」をつくる仕事へとつながっていく。そんな“伏線回収”のような挑戦を、ADDIXの事業領域の広さを活かして実現できたら面白いですね。