人を知る
About Person
Interview 05
アートディレクター
受け手の気持ちを考える。
丁寧なものづくりは
そこから始まる。
CAREER 会社との出会い
一気通貫のクリエイティブが生み出す、新しい価値。
Q1. これまでのキャリアを教えてください。
新卒からの約10年間は、エディトリアルデザイナーとしてカルチャー誌からライフスタイル誌まで、幅広いジャンルの雑誌制作に携わってきました。
その頃から「いつか教材づくりに携わりたい」という想いがあったんです。学生時代、自分が使っていた参考書に助けられた経験があって、「誰かにとってそんな存在になる教材をつくりたい」と。ちょうど今後のキャリアを考えていたタイミングで、その想いを当時の社長に話したところ、偶然教材制作の仕事が入り任せてもらえることになりました。それが大きな転機となり、気づけば教材制作は今でも10年以上続けている大切なライフワークになっています。
その後、会社の体制変更を経てADDIXの一員となりました。現在は、雑誌やWeb、教材、パッケージなど、さまざまなクリエイティブを手がけるデザインチームのマネジメントを担当しています。
Q2. 入社を決めた理由を教えてください。
もともと写真を撮ることや雑誌が好きで、「雑誌に関わる仕事がしたい」と思っていました。当時は数多くの雑誌が創刊されていた時代でしたが、その中でも私が新卒で入社したデザイン会社PEACSは、雑誌のデザインが圧倒的に美しかったんです。「ここなら一番成長できる」と確信し、自分でポートフォリオを作って応募しご縁をいただきました。
その後、ADDIXの一員になると聞いたときは強い期待感がありましたね。それまではデジタル領域を外部パートナーに頼ることも多く、どこかもどかしさを感じていました。しかしADDIXと融合したことで、企画からクリエイティブ、デジタル、その先の運用や改善まで、一気通貫で価値を届けられるようになった。「コピーとアート」に「テクノロジー」が加わり、表現の可能性が一気に広がった感覚でした。
WORK 現在の仕事
苦手意識をワクワクに変える、デザインの魔法。
Q3. 現在の仕事内容を教えてください。
大きく分けると、2つの役割があります。
一つは、アートディレクター兼デザイナーとしての仕事です。社内の編集部やクライアントとコミュニケーションを取りながら、「何を伝えたいのか」「どんな表現が最適なのか」を突き詰め、それをデザインとして形にしています。
例えば長年携わっている教材制作では、「どうすれば子どもたちが楽しく学べるか」というコンセプトから設計します。数字に苦手意識を持っている子どもでも、デザインによって「面白そう」「やってみたい」と感じてもらえる。そうした苦手意識を前向きな気持ちへ変えていくことこそ、デザインの重要な役割だと考えています。
もう一つは、執行役員としてチーム全体を見る役割です。制作フローやツール、環境などを整え、クリエイターが安心して表現に集中できる土台をつくること。そして、一人ひとりの得意分野を理解し、「誰に任せれば一番力を発揮できるか」を考えながらチームを組み立てていくことも、私の大切な仕事です。
Q4. 印象に残っているプロジェクトについて教えてください。
印象に残っているのは、恵比寿ガーデンプレイスで実施した「おえかきこうこく」のプロジェクトですね。
コロナ禍で街全体が少し寂しい雰囲気になっていたとき、「街を少しでも明るくできないか」というご相談をいただきました。そこで提案したのが、工事現場の仮囲いを子どもたちの作品で彩る企画です。
こだわったのは、子どもたちを“プロのクリエイター”として迎えたこと。オリジナルのTシャツを着て大きな作品を制作してもらいました。
このプロジェクトで一番大切にしていたのは、「自分の手で、つくることは楽しい」と感じてもらうことです。自分で考え、自分で生み出す楽しさを知ることが、何か新しいことに挑戦する原動力になればいいなと。
だからこそ、自分自身も仕事を楽しむことを何より大切にしています。つくり手自身が楽しめていなければ、人の心を動かすものなんて絶対に生まれないと思っていますし、社内のみんなからもそう教わっています。
CULTURE ADDIXで働く魅力
時代が変わっても、ものづくりの本質は変わらない。
Q5. この会社ならではの魅力や、他社との違いを教えてください。
ADDIXには、「好き」や「遊び」を仕事にしている人が多くいます。
編集やデザインなど、それぞれが自分の好きなことを突き詰めながら、人を楽しませるコンテンツを生み出している。この熱量こそが、この会社ならではの魅力だと思っています。
また、紙だけではなく、WebやSNS、動画、リアルイベントなど、コンテンツを届けるための手段を境界線なく選べることも強みです。大切なのは媒体の形ではなく、「どうすれば一番楽しんでもらえるか」。そのために最適な方法をゼロから考え、新しい体験を生み出していける面白さがあります。
一方で、どれだけデジタル化や効率化が進んでも、社内のみんなの「遊び心」が一番重要なんじゃないかと思います。答えを探すだけのものづくりではなく、一人ひとりの個性や発想を活かせる環境を守り続けることも、自分の役割だと思っています。
Q6. 今後、この会社で実現したいことや目標を教えてください。
これからも、ADDIXが掲げる「心が動く理由をつくる」という想いを大切にしていきたいですね。
現在、私たちは全国さまざまな地域で仕事をしています。地域や学校、企業など、自分たちが生み出したものが少しずつ広がり、日本中へ届いていくような未来をこれからもつくっていきたいです。
時代とともに技術や届け方は変わっていきますが、人が本質的に大切にしている価値観や、ものづくりを楽しむ気持ちは変わりません。だからこそ、クリエイターが仕事を面白がる遊び心を持ち続けながら、仕事ができる会社であり続けたいと思っています。